ノミ・マダニについて
FLEA
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ノミ・マダニについて
ノミやマダニは公園や河原など、緑の多い場所にいます。体につくと激しいかゆみだけでなく、様々な病気を引き起こします。しかし、動物病院できちんと予防をすれば防ぐことができます。人にもうつる深刻な病気もありますので、是非、予防をお勧めします。

ノミによる病気の一部
- ノミアレルギー性皮膚炎
- ノミの唾液に含まれる成分に対してアレルギー反応を起こし、咬まれた箇所以外の皮膚にも激しいかゆみや炎症が見られる病気です。
- 瓜実条虫
- ノミが媒介する犬や猫で代表的な寄生虫。動物が毛繕いをした際にノミを口から取り込むことで瓜実条虫が小腸に寄生します。下痢などを起こします。人にもうつります。
- 猫ひっかき病
- 人の病気です。ノミを介してバルトネラ菌に感染した猫に引っ掻かれたり噛まれたりして人にうつります。バルトネラ菌は猫には害はありませんが、人は発熱や疼痛、リンパ節の腫脹を起こします。
マダニによる病気の一部
- 貧血
- マダニは1匹で約1ml吸血します。多数寄生すれば貧血を起こすこともあります。
- バベシア症
- バベシアという原虫を体内に持つマダニに吸血されるとバベシア症になり、赤血球が破壊され溶血を起こし、血色素尿が出ます。当然貧血になります。
- SFTS(重症熱性血小板減少症候群)
- SFTSウィルスを持ったマダニに吸血されて感染します。動物は無症状のことが多いですが、人には発熱、倦怠感、消化器症状、頭痛、筋肉痛、出血などが見られ、死亡例もあります。